雑色「よし成」恐るべし!刺し盛り、鶏カラ、肉ピーマン炒めに銘酒を合わせて…「鰻丼にビフテキ」以上だ
店内には祭り好きの大将らしく神輿半纏や提灯が
次は日高見の冷や(850円)だ。1杯分取れないということで5勺ほどをサービスしていただいた。感謝! ホタテを口に放り込むとその甘みが半端ない。今度は辛口の日高見をキューッといく。サイコ~過ぎる。
「ここは肉豆腐やかつ煮、レバニラ炒めもうまい。鶏カラはマストだね」
連れが恐ろしいことを口走っている。レバニラ? 何という懐の深さ。よし成、恐るべし。さすがにレバニラはスルーして鶏唐揚げ(900円)を。薄めにスライスした鶏モモ肉にさっくりとした衣をつけて揚げてある。軽い食感だがコクのあるモモの肉感がいい。サクサク食えて酒に合う。
アタシも熱燗に切り替えて、本格的に飲み始める。するとそこへいつ頼んだのか肉ピーマン炒め(820円)が。あのねぇ、食べ盛りの高校生じゃないんだから。「今日はこの辺にしとくか。次回は肉豆腐とかつ煮な(笑)」と連れ。
店内には祭り好きの大将らしく神輿半纏や提灯が無造作に飾ってある。ここ雑色は多摩川に近く、少し行けば羽田の海が広がる。東京のディープサウスの下町。庶民の街だが、今夜のメニューはお茶漬けどころか鰻にビフテキ以上だよ。 (藤井優)
○よし成 大田区仲六郷2-8-12


















