著者のコラム一覧
島田裕巳宗教学者、作家

1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。宗教学者、作家。現在、東京通信大学非常勤講師。「葬式は、要らない」「死に方の思想」「日本の新宗教」、「日本人にとって皇室とは何か」など著書多数。

女性天皇、女系天皇への道はどうなるのか…11から4つまで消滅「旧宮家」とは?

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 旧宮家の人間たちは、その後も皇室と交際を続け、宮中祭祀などにも呼ばれている。ただ、その身分は一般の国民とかわらない。民間人になったわけである。

 こうした旧宮家は、当初は11あったわけだが、その後、断絶したところが少なくない。あるいは、男子がいないため断絶が見込まれているところもある。7つの家が断絶か、その見込みで、残っているのはわずか4つの家である。

 旧宮家のなかで、もっとも歴史が古いのは伏見宮家で、他の宮家もすべてそこから発している。創設は室町時代の1456年のことである。この伏見宮家も断絶の見込みで、歴史の古いところから断絶している。明治以前に創設された宮家はすべてなくなる。

 存続が見込まれる旧宮家でもっとも古いのは明治7(1875)年に創設された久邇宮家で、竹田宮家や東久邇宮家になると、明治39(1906)年と20世紀になっての創設である。

 養子が現れるとしたら、こうした歴史の浅い旧宮家になるが、断絶した家が多いということは、いかに家を存続させることが、今日では難しいかを示している。側室が認められない現在の法制度のもとでは、家の永続は困難であり、天皇家や現在の宮家、旧宮家もその運命を逃れることが難しいのである。

  ◇  ◇  ◇

【関連記事】では、著者が待望される“愛子天皇”への可能性を解説している。

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