フランス大規模デモで市庁舎炎上、店舗略奪も…現地在住日本人が感じたメディアやSNSとの「温度差」
10月17日、フランス各地で大規模デモが起きた。参加者は約55万〜80万人、負傷者は600人〜1,000人以上とされ、2018年の「黄色いベスト運動」の2倍近い規模だ。市庁舎が燃え、店舗が略奪される映像が連日報道されている。しかし、パリ近郊で6歳〜10歳の3人の子どもと暮らす筆者の実感とは、どこかズレがある。
■小学校は「全校休校です」
「今回のデモはやばいらしい」と、前々から噂されていた。
この騒動の発端は、9月下旬に起きた高校生による「学校環境改善(教員不足・校舎老朽化)」を求めるデモだ。フランスではデモが起きると、賛同する先生が学校を休み、そのクラスは休みになる。
珍しいことではない。9月29日も、長女(小3)のクラスは休みになったが、長男(小5)と次女(小1)のクラスは通常通りだった。だから10月9日、「13日にまたストライキがあるらしいよ」とママ友から連絡をもらった時も、「え、また? どのクラスが休み?」と軽く返した。そうしたら「全校休校だって」と。校長先生からは「デモによる全校休校の証明書」まで発行された。全校休校は、まずない。
これはいつもと違う、と嫌な予感がした。
















