ゴーン会長逮捕で日産株が急落64円安…ルノーも一時15円安
カルロス・ゴーン会長逮捕を受け、20日の東京株式市場で日産株は売りが殺到し、株価は暴落。前日比64円50銭安の941円で始まった。
逮捕直後の19日のニューヨーク市場で、日産株は取引開始直後に前週末終値比で一時8%超の大幅下落。その後やや値を戻し、同5.85%安で取引を終えていた。
日本の大手企業は、外国人投資家が米国にいながら株式を取引できるよう、ADR(米国預託証券)という仕組みを利用。日産もニューヨーク市場でADRを発行している。
ゴーン容疑者が会長兼CEOを務めるフランスのルノーも、19日のパリ市場で大幅に下落した。逮捕が報じられると、経営の先行きに懸念が広がり売りが殺到。株価は一時、前週末終値比で約15%下げ、結局、同8.43%安で取引を終えた。