東証株価590円急騰でまだ間に合うか 年末の狙い目23銘柄
早くも「年内2万5000円!」の声が飛んでいる。株価の急騰に兜町は大ハシャギである。
13日の日経平均株価は、午前中から上昇し、終値も前日比598円29銭高の2万4023円10銭と2万4000円を突破した。終値の2万4000円台は1年2カ月ぶり。今年最大の上げ幅となった。銘柄の72%が値上がりしている。
株価上昇について、株式アナリストの藤本誠之氏はこう言う。
「世界経済への期待が大きな理由でしょう。米中貿易交渉が大筋合意し、さらにイギリスの総選挙が終わり“EUからの合意なき離脱”が起きる恐れが、ほぼなくなった。その結果、大型株を中心に買われています」
この先、新興市場マザーズは、年末の新規株式公開(IPO)ラッシュとなる。上場後の株価が順調な銘柄が相次げば、個人投資家の含み益が膨らみ、市場全体が明るくなるとみられている。もちろん、足元の日本経済は悪化しているだけに、株価急落のリスクも消えていない。