小沢コージ
著者のコラム一覧
小沢コージ自動車ジャーナリスト

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中の自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『日経電子版』『週刊プレイボーイ』『CAR SENSOR EDGE』『MONOMAX』『carview』など連載多数。TBSラジオ『週刊自動車批評 小沢コージのカーグルメ』パーソナリティー。著書に『クルマ界のすごい12人』(新潮新書)、『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』(宝島社)、『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』(集英社)など。愛車はBMWミニとホンダN-BOXと、一時ロールスロイス。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

ミニJCW クロスオーバーは“走りバカお父さん”の理想像だ!

公開日: 更新日:

MINIジョンクーパーワークス クロスオーバー(車両価格:605万円/税込)

 ひさびさにコイツは走りバカ、しかも子持ちの走りバカに超オススメかも? というモデルにサーキットで出会った。MINIジョンクーパーワークス クロスオーバー。そもそもクロスオーバーは、初代モデルが2011年に日本上陸。ミニシリーズ初の全長4m超え&4枚ドアボディで4WD付きも選べ「ミニじゃなくってデカだろう!」と呼ばれるきっかけとなったファミリー向けのミニだ。

 しかし、やはり大きめボディーは人気で2017年上陸の2代目クロスオーバーはさらに拡大化! 全長×全幅×全高は4315×1820×1595mmとVWゴルフより大きいサイズに。走るとミニらしくキビキビはしていたが、正直サーキットで走ろうとは思ってもみなかった。端っから期待などしてなかったのだ。

SUVとは思えない走り

 ところが先日最もスパルタンなJCW(ジョンクーパーワークス)仕様の進化版クロスオーバーにたまたまサーキットで乗ってビックリ。マジで走りがスゴすぎるし、単純に超キモチいい! とても全高1.6m前後のSUVとは思えない味わいなのだ。

 エンジンは元々パワフルな2ℓ直4ターボだが、今年10月のマイチェンでなんと75hp&100Nmも向上して306hp&450Nmに。ついでに効率を高めたアイシン製8速ATや4WDシステム、新しい機械式デファレンシャル、スポーツブレーキシステムなども搭載し、これがサーキットで乗ると本当に楽し過ぎる。

 出足は滑らかでとても300hpオーバーとは思えないが途中からの伸びが凄く、0ー100km/h加速は旧型より1.5秒も速い5.1秒というから恐れ入る。

子持ちファミリー向けとしても使える

 さらに信じられないのはハンドリングやコーナリング時の振るまいで、4WDのSUVでありながら曲がりにくさは一切なく、ステアリングフィーリングはシャープ。ブレーキを残しつつコーナーに入ると、スピードによってはリアが滑り出すほどで、さらにアクセルを踏み込んで立ち上がると本来アンダーステアが当たり前の4WDなのに、リアタイヤがはらんで気持ち良く曲がる。まさにサーキットでタイムアタックするために生まれたようだ。

 それでいて前後シートは長身の男性が十分座れるほど広く、一般道での乗り心地も言うほど悪くない。もちろん硬めだが、不快なほどではないから素晴らしい。ラゲッジも450ℓと十分な容量。まさに子持ちのファミリー向けとして十二分に使えるクロスオーバーなのだ。

 もちろん価格は相当立派で605万円。これだけするとBMWの速めのセダンでも欲しくなっちゃうとこだが、どっちが子供ウケするかって実はコッチかも? 意外なところに走りバカの理想郷を見つけちゃった感じなのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    深酒にガールズバー…志村けんコロナ感染で濃厚接触者多数

  2. 2

    阪神の“藤浪コロナ”対応に他球団怒り心頭…開幕さらに窮地

  3. 3

    志村けん感染ルートは特定困難…キムタク「BG」も厳戒態勢

  4. 4

    藤浪と同席女性3人も陽性…阪神にコロナ感染者が出た必然

  5. 5

    国民は干上がる 瀬戸際、正念場が長期戦になった衝撃<上>

  6. 6

    ICU闘病も…志村けんさんコロナ陽性から1週間で帰らぬ人に

  7. 7

    3.30「緊急事態宣言」発令で描く 国会休会の仰天シナリオ

  8. 8

    外出禁止で爆発寸前…プロ野球選手がぼやく自宅待機の現況

  9. 9

    日米球界コロナ禍 値切られる入札選手と20億円失うマー君

  10. 10

    立川志らくをバッサリ…“毒舌の先輩”たけしの批判に説得力

もっと見る