【日本郵船vs商船三井】米国とイランの軍事衝突が懸念材料
米国とイランの関係が緊迫しています。米軍はイランの司令官を殺害し、イランは報復をにおわせています。このまま緊迫状況が続けば、ホルムズ海峡を航行する船舶が攻撃対象になる恐れも出てくるでしょう。今回は日本を代表する海運大手の「日本郵船」と「商船三井」の社員待遇を比較してみます。
両社にとって海の安全は重要です。業績にも直結してきます。
日本郵船は1885年に創設された船会社で、海上運送を中心に国際的な総合物流事業を手掛けています。「飛鳥Ⅱ」などの客船事業も運営する三菱財閥系の会社です。
商船三井は、日本郵船、川崎汽船と並ぶ海運会社で、売上高の90%以上が海運事業となっています。特に液化天然ガス(LNG)船に強みを持っています。設立(大阪商船)は1884年で、1964年に三井船舶と合併し大阪商船三井船舶となりました。99年にはナビックスラインと合併して、現在の商船三井になっています。