【出光興産vsJXTG HD】“脱石油”を図る石油元売り大手
京都・嵐山は紅葉の見頃を迎えています。ドライブがてら京都散策に出かける人は多いでしょう。今回の損得はドライブの際は必ずお世話になる石油元売りの「出光興産」と「JXTGホールディングス(HD)」の社員待遇を比較してみます。
出光興産は1911年に北九州で創業。創業者の出光佐三の“武勇”はあまりに有名です。今年4月に昭和シェル石油と経営統合し国内最大手のJXTGの追い上げを目指しています。もっとも、ガソリン販売は縮小気味。そこで最近、タジマモーターコーポレーションと事業提携し、小型電気自動車(写真左)のカーシェアリングの実証実験を始めています。
一方、JXTG HDは日本石油、三菱石油などにルーツを持ち、2010年に持ち株会社として誕生しました。東燃ゼネラル石油なども子会社化し、国内シェアは5割超を誇ります。国内に約1万3000のガソリンスタンドを有し、ベンチャー企業と組んで、それを拠点にした新規事業を模索しています。