新車販売台数3年連続で首位 ホンダ「N-BOX」強さの秘密
「王者の貫禄」とでもいったところだろう。2019年の車名別国内新車販売台数ランキングは、ホンダの軽自動車「N―BOX」が前年比4・8%増の25万3500台を記録、2位ダイハツ工業の「タント」(17万5292台、前年比28・4%増)に8万台近い差をつけて3年連続首位をキープした。
また3位にスズキの「スペーシア」(16万6389台)、4位に日産自動車の「デイズ」(15万7439台)がランクインするなど上位1~4位を「軽」が独占。登録車劣勢の市場環境が続く。
「N―BOX」の現行モデルは17年9月にフルモデルチェンジされた。19年11月には同7月にフルモデルチェンジした「タント」に2年2カ月にわたって保持していた月間販売台数の首位の座を明け渡すなど一時は“失速”も取り沙汰されたが、同12月には再びトップを奪還。年間ベースでは最終的に「圧勝」(業界関係者)した格好だ。