著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

芝浦機械<下>ココム違反事件を「東芝」は許していなかった

公開日: 更新日:
東芝製品は打ち壊された(C)ロイター=共同

 東芝機械は2017年、岐路に立たされた。親会社の東芝が原子力発電事業の巨額損失で揺らいだ財務を立て直すため、関連企業の保有株の売却を急いだからだ。

 17年3月3日、取引開始前に東京証券取引所の立会外取引で自社株買いを実施し、東芝が売却した東芝機械を1株506円、総額15… 

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