著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

ユニゾHD<下>社長は「みずほのラスプーチン」と呼ばれた男

公開日: 更新日:
ユニゾホールディングス社長の小崎哲資氏(左)/(C)共同通信社

 日本興業銀行(現・みずほ銀行)は、東京大学で最も優秀な学生しか入れない超エリート揃いの銀行だった。天下の大秀才が蝟集する興銀で、とびきりの“切れ者”と評されていたのが、ユニゾホールディングス社長小崎哲資、その人である。

 1976年、東大法学部を卒業、興銀に入行。故西村正… 

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