長谷川高
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長谷川高不動産アナリスト

長谷川不動産経済社代表。著書「家を買いたくなったら~令和版」「家を借りたくなったら」(WAVE出版)は初版から累計10万部を突破。新刊「不動産2.0」(イースト・プレス)で人口減少、供給過剰で大転換期を迎えるマーケットを制するための不動産の必須知識を伝えている。

中国不動産バブル崩壊迫る 日本はジュリアナ全盛期に崩壊

公開日: 更新日:

 約30年前、ジュリアナ東京が絶頂の時、すでにバブルは崩壊していた。当時、筆者は不動産会社に勤務する20代の若者で、保有する不良資産(不動産)を処理する部署に所属していた。湾岸にあった本社からの帰り道、ジュリアナ東京に通う女性の群れとすれ違ったのをよく覚えている。

 1989年末に株価は史上最高値の3万8957円を付けたが、翌90年が明けると急激に下がり始めた。その年の10月上旬には一時2万円を割るまで下がった。筆者が勤務する会社は90年秋から創業者の故・江副浩正氏の号令の下、一斉に保有物件を売り始めた。しかし、物件数は極めて多く、更にこちらの希望値では買い手は現れず、「時すでに遅し」といった状況だった。その一方で、業界でもまだバブル崩壊に気が付かない、あるいは認めたくない企業も多くあった。自分の記憶では筆者の勤務先と三井不動産が最も早く保有物件の処理を始めたと思う。

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