スエズ運河の座礁事故から見える海運業界「日本は在来線」

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「いま、世界のコンテナ船が運ぶ貨物のほとんどが中国始発です。欧州行きか北米行きが中心で、基幹航路と呼ばれます。基幹航路を新幹線に例えれば、中国―欧州間が東京―大阪間のドル箱路線で、中国―北米間は東北新幹線。日本―中国間は東京駅に行く在来線や私鉄みたいな存在です」

 横浜港運協会(藤木幸太会長)の水上裕之常務理事は「中国―欧州航路を海運会社は最も大事にします」とも話す。

 エジプトのスエズ運河で3月23日、愛媛県の正栄汽船が所有する大型コンテナ船「エバーギブン」が座礁したが、日本時間の30日未明にはスエズ運河は再開、1週間足らずで事故は復旧した。

 この間の日本政府は加藤勝信官房長官が29日の記者会見で、日本発着輸送船への影響は「現時点では限定的とみられる」と説明。「20年前は日本が中心だった」(水上氏)が、今は中国が世界の工場。中国の港から世界中の港にピストン輸送されているという。

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