コンコルディアFG×ふくおかFG…再編続く地銀業界の大手グループを比較
地銀再編が進んでいます。複数の地銀と手を組み「第4のメガバンク構想」を目指しているSBIホールディングスは先週、新潟県地盤の大光銀行と資本業務提携すると発表しました。大光銀行で9行目の地銀連合となります。
今回は地銀大手の「コンコルディア・フィナンシャルグループ」と「ふくおかフィナンシャルグループ」の社員待遇を比較してみます。
コンコルディアFGは地銀首位級の横浜銀行と東日本銀行を傘下に置きます。神奈川県、東京都を軸に1都6県の展開で、中小企業や個人に強みを持っています。2016年に同グループは発足しました。
ふくおかFGは、福岡銀行を核に、熊本銀行、十八親和銀行(長崎県)をグループに抱え、九州全域が地盤です。07年に福岡銀行と熊本ファミリー銀行(現・熊本銀行)の持ち株会社が設立され、ふくおかFGはスタートしました。
業績はどうでしょうか。22年3月期(連結)で比較してみます。経常収益(売上高に相当)はコンコルディアFGが2870億円、ふくおかFGが2804億円。経常利益は823億円と761億円、純利益は539億円と541億円です。