SBI「第4のメガバンク」構想 島根と福島に続く地銀は?
島根銀行と福島銀行に続くのはどこか――。市場関係者が騒ぎ始めている。
SBIホールディングスの北尾吉孝社長が9月の講演会でブチ上げた「第4のメガバンク構想」。フィンテックを活用し、地域金融機関と連携していくという内容だった。その数日後に、さっそく島根銀行との資本・業務提携を発表した。
今月11日には第2弾となる福島銀行との資本・業務提携を決めた。北尾社長は「10行ぐらいから(打診が)来ている」と明かし、この先も参加行が増えることをにおわせた。
「第4のメガバンク構想は口先だけではないことがハッキリしました。金融庁が後押ししている可能性もあり、次々と提携話が浮上するでしょう。提携に踏み切った島根銀行と福島銀行の時価総額が低かったことから、市場では時価総額の低い地銀がSBIと連携していくのではないかと囁かれています」(市場関係者)
15日の終値をベースに、上場している地銀の時価総額を算出した。島根銀行は40億3100万円、福島銀行は82億5700万円と、確かに水準は低かった。