中江滋樹
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中江滋樹「投資ジャーナル」元会長

「投資ジャーナル」元会長。1954年、滋賀県近江八幡市生まれ。県立彦根東高校卒業。一時「兜町の風雲児」として注目されたが、1985年、7000人余りから580億円をだまし取ったとされる詐欺事件が発覚。首謀者として逮捕され、懲役6年の判決を受ける。その後、表舞台から姿を消し、一時死亡説も流れた。

“禁じ手”の融資を投じ…毎日2億5000万円が集まった絶頂期

公開日: 更新日:

 昭和53年、24歳のときに東京・兜町に事務所を構えてから3年目。中江に最初のピンチが訪れる。

 昭和56年9月、金融会社との間で関東電化の30万株の受け渡しができない事態になったのだ。それを受け、“関東電化、受け渡し不能説”が市場に流れて関東電化株は大暴落、5億円の損失を出した。

「5億円分を穴埋めするために、最終的に『10倍融資』を始めることになるが、最初、ボクが逡巡しているのを見て、業を煮やした加藤文昭・投資ジャーナル社長が勝手にやり始めた。関東電化の受け渡し不能がなければやっていない」

 今でも中江が“大きな判断ミス”と悔やむのがこの「10倍融資」を始めたことだ。それがやがて投資ジャーナルの崩壊にもつながっていく。

 証券取引法は、無免許での株の売買の取り次ぎや投資家に融資を行い、株を買わせるなどの証券類似行為を禁止している。中江の言葉を借りるなら「10倍融資は黒に近い白」。不安を感じながら始めたことだったという。

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