ネクストミーツ 佐々木英之社長(1)植物性焼き肉を開発した“代替肉”ベンチャー

公開日: 更新日:

 大豆など植物性原料を使った代替肉が世界的トレンドとなっている。

 世界人口の増加とともに食肉消費が増大すれば、環境破壊が進むといわれている。畜産によって、飼料となる穀物や水が大量に消費され、牛は多量のメタンガスを排出するからだ。また、大豆はタンパク質が豊富でありながら、肉に比べてカロリーや脂質が少ないために健康面からも期待度が高い。

 ネクストミーツは「地球を終わらせない。」を経営理念に、「NEXTカルビ」や「NEXTハラミ」などの代替肉を開発、販売するベンチャーである。2020年創業の若い会社ながら、国内の代替肉市場を牽引する企業のひとつとして注目されている。

 佐々木は08年から中国・深圳に渡り、共同経営者の白井良と共に、日本企業と中国のスタートアップ企業との橋渡しやサポートなどの事業に携わってきた。その中で、湧き上がってきた思いがある。

「利益を追求するだけではない、社会貢献できるようなビジネスをやりたい」

 こうして新たなビジネスを模索するうちにたどり着いたのが、代替肉だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ビジネスのアクセスランキング

  1. 1

    クリーク・アンド・リバー社 井川幸広会長(1)プロフェッショナル人材の生涯価値の向上を掲げて全面サポート

  2. 2

    ロピア(上)カトパンの夫が社長就任後に急成長 イトーヨーカ堂の7店舗を手に入れる

  3. 3

    くも膜下出血で早逝「ブラックモンブラン」41歳副社長の夫が遺してくれたもの…妻で竹下製菓社長が告白

  4. 4

    クリーク・アンド・リバー社 井川幸広会長(6)事業は「ロマンと算盤」のバランス 消滅危機のサガン鳥栖の再生へ

  5. 5

    クリーク・アンド・リバー社 井川幸広会長(3)“天才”ジェームス三木の企画を前に悟った、努力だけでは埋めがたい領域

  1. 6

    ダルトンがあすか製薬へのMBOを断念…最高投資責任者が送っていた無礼なメールと素人じみたミス

  2. 7

    スノーピーク(上)キャンプブームを読み違え業績悪化

  3. 8

    クリーク・アンド・リバー社 井川幸広会長(2)次に通らなかったやめる…すべてつめ込んで書き上げた“勝負企画”

  4. 9

    キコーナ 木下春雄会長(1)パチンコ店業界3位のグループを率いる創業者の紆余曲折

  5. 10

    クリーク・アンド・リバー社 井川幸広会長(4)フリーランスの権利とギャラを守るために90年に29歳で創業

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 7

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 10

    まだ無名の「アマNo.1サウスポー」評価爆上がり!23日ドラフト「外れ1位」なら大争奪戦も…