SUMCO×フェローテック「半導体用シリコンウエハー」の大手を比較
次世代半導体を手掛ける「Rapidus(ラピダス)」が設立されました。トヨタ自動車やNTT、ソニーグループなど日本を代表する8社が出資し、いわば“日の丸半導体”をしっかり製造していこうということです。
米中対立に代表される世界の分断が背景でしょう。安全保障からも半導体は自国生産が求められているといえそうです。
今回は半導体をつくる際に欠かせない材料、シリコンウエハーで存在感を示す「SUMCO」と「フェローテックHD」の社員待遇を比較してみます。
SUMCOは1999年に旧住友金属と三菱マテリアルが互いのシリコンウエハー事業を統合して誕生しました。当時の社名は三菱住友シリコンでした。半導体用ウエハーでは信越化学に次ぐ世界シェア首位級にあります。2005年に現在の社名となりました。
フェローテックは1980年に米国企業の子会社として設立されています。87年に親会社から独立。2017年から現在の社名です。半導体シリコンウエハーのほか、太陽電池や半導体設備向けの製品も扱います。真空シールでは世界シェア7割を誇ります。