著者のコラム一覧
森山高至建築エコノミスト

1級建築士。1965年生まれ。岡山県井原市出身。岡山県立井原高から早大理工学部建築学科に進学し、88年に卒業。斎藤裕建築研究所を経て、91年に株式会社アルス・ノヴァを設立し、代表に就任。04年に早大政治経済学部大学院経済学修士課程を修了した。建築家として関わった物件は1000件以上。長崎県の大村市協定強建替え基本計画策定など、公共建設物のコンサルティングに携わるほか、マンガの原作などの仕事も手掛ける。主な著書に「非常識な建築業界 『どや建築』という病」がある。

斬新なデザインや未来的な仕様…“特殊性”を捨てなければ大阪・関西万博はもう間に合わない

公開日: 更新日:
テーマ館のデザインは斬新さを求め(C)2023 Yoichi Ochiai/設計:NOIZ All Rights Reserved.

 大阪・関西万博の開催が危ぶまれている最も大きな要因は時間です。開幕は2025年4月13日。現在から約1年8カ月後、残り620日となります。

 一般的な建築の工期なら、着工から完成まで1年もあれば十分と考えられるでしょう。では、なぜ残り1年8カ月の現時点でゼネコン側から「間…

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