川村義肢 川村慶社長(1)障害者を支えるパイオニアが守り続ける「従業員満足度」

公開日: 更新日:

 大阪府大東市を拠点とし、義肢装具、車椅子・リハビリ器具などを製造し、障害がある人を長年支えてきたパイオニア・川村義肢株式会社。戦後間もなく誕生したこの会社は、現在、年商72億円になる。

 1946年創業。戦後直後に生まれた川村義肢株式会社。現在、川村義肢を牽引するのは、3代目の川村慶氏だ。

「創業者は私の祖父である“川村一人”です。祖父は広島の三原にある農家の子供でしたが、縁があって義肢装具の会社に勤めていました。そこで、あまり会社との折り合いが良くなく、会社を辞め、独立しました」

 その時に祖父が、「働いている私たちが、不公平があったり、幸せでないのにお客さまを幸せにすることはできない」と思い、仕方がないので、飛び出して開業したというのが始まりです。

 そのときの悔しい思いが、今も会社に脈々と引き継がれているES(従業員満足度)である。川村義肢が大切にしているのは、「医学と工学の最高水準の技術を提要する」「提供する人間にそれ相応の待遇を与える」の2つのこと。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解