セブン銀行 松橋正明社長(1)高専出身の異色社長が描くATMの未来像

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 近年、大半の銀行は経費削減のために店舗を次々に減らしている。予約をしなければ窓口対応は2時間待ちというところも少なくないだけに、こうしたサービスの需要が高まっているのだ。

■ATMがあらゆる手続きや認証の窓口に

「ATMがあらゆる手続きや認証の窓口となる世界を目指している」と語る松橋氏の言葉からは必ずやり遂げるという強い意志が伝わってくる。四半世紀近く、ATMに特化した銀行に関わり、その開発の中心を担ってきたという自負である。

「金融よりIT企業に近い」という環境は最も合っていたのかもしれない。松橋氏はパソコンやインターネットの創成期である70年代後半から80年代前半に釧路工業高等専門学校に通った。同分野で先行する高専はIT業界で活躍する人材を数多く輩出。高専出身者が銀行のトップに就いたのは松橋氏が初めてだが、時代が押し上げた必然の起用だった。 =つづく

(ジャーナリスト・田中幾太郎)

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