金利は高止まりへ…利下げ後の米国債券投資「メリットとデメリット」

公開日: 更新日:

過去の利下げや暴落局面では

 米FRB(連邦準備制度理事会)は07年9月、08年12月、19年7月に利下げをしている。これに対する債券ETFの動きはどうだったか。

「AGGやBNDは、07年と19年の利下げで10%程度上昇しました。逆に22年以後の利上げでは下落。最近は10月13日以降に反発していますが、利下げを織り込んでなのか底値なのかは不明です。しかし米債ETFが利下げ局面ではうまみがあることを表しています」(向山勇氏)

 株式市場の動きとの関係ではどうか。インデックスS&P500(GSPC)は、07年9月以降、09年まで下落。これはリーマン・ショックの影響だ。19年7月の利下げ直後は大きく下がらなかったが、20年のコロナショックで3300ドルから2300ドルまで下落した。

「このような株式市場が大きく下がった中で、債券ETFはそれほど下がりませんでした」(向山勇氏)

 株をメインで保有するにしても、下落に強い債券ETFも保有することでバランスが取れるはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情