ドラッグストア最大手「ウエルシア」社長が不倫報道で辞任…松本忠久氏の叩き上げ人生と経営手腕

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 ドラッグストア最大手の「ウエルシアホールディングス」の松本忠久社長(65)が「不倫」の責任を取って、17日辞任した。同社が「私生活で不適正な行為があり、会社の信用を傷つける」と判断し、16日に本人に辞任を勧告した。松本氏は親会社「イオン」の執行役も務めていたが、17日付で解任された。

■30代女性と「ケーキあーん」デート

 松本氏の不倫を報じたきょう発売の「週刊新潮」によると、お相手は親子ほど年の離れた30代の中国人女性だという。松本氏がシンガポールに赴任していた7年ほど前から不貞の関係にあり、その後、女性は日本に移住。2人は現在も付き合いはじめのカップルのように「いちご狩り」ドライブや「ケーキあーん」デートをするなど逢瀬を重ね、お互いの家を行き来しているという。

 ウエルシアは2022年2月期決算でドラッグストアチェーンとして、初の売上高1兆円を達成。ドラッグストア業界はここ数年、合従連衡を繰り返しながら、規模を拡大してきた。そんな中、ウエルシアを2年連続売上高1兆円企業に育て上げたのが松本氏だった。

「創業以来、既存店売り上げの前年比を追いかけてきた」というのが松本氏の口癖。既存店の売り上げが続けば、会社がマイナス成長になることはない。これに新規出店でさらに伸びる、ということらしい。

 この通り、既存店の売り上げを伸ばし続けながら、「コクミン(165店舗)」など同業者を次々、傘下に収めていった。そんな松本氏もまた「時代の波」に乗り、19年3月に社長に就任。トントン拍子に経営トップの座まで上り詰めた。

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