“プラザ合意ジンクス”の160円台再びで迫る「1ドル=200円」の夏…秋は狂乱物価が待っている

公開日: 更新日:

 日銀は今月中旬の金融政策決定会合で、マーケットが構えていた利上げを見送り。7月末の次回会合まで身動きが取れない。失策を認めて臨時会合でも開けば別だが、植田日銀が恥を忍ぶ姿は想定しづらい。

「ドル高是正を目的とした1985年のプラザ合意からの3年間で、円相場は250円ほどから120円台まで下落しました。その過程で節目になったのが160円だった。ここを突き抜けたら、次の天井は200円というのが市場関係者の見立てです。ただでさえ円は全面安で、トルコリラや中国人民元よりも安い。5%程度の賃上げなんか、焼け石に水で、歴史的円安にはとてもとても対抗できません。企業にしても、望ましい円安水準は120円から130円程度です」(斎藤満氏)

 アベノミクスを放置し、デタラメ金融政策が招く過剰な円安を傍観する岸田政権はホントいらない。裏金自民党もあわせて退場させないと、この国は干上がる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした