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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

新型コロナ流行、熱中症、豪雨…テクニカル分析では早くも「弱気相場」入り

公開日: 更新日:

 総務省消防庁発表の「全国の熱中症による救急搬送状況 7月15~21日(速報値)」によれば、同期間の熱中症での救急搬送状況は全国で9078人と高い水準で推移している。

 搬送者の55.7%を「65歳以上の高齢者」が占める。入院不要な軽症者が7割弱だが、死亡者6人、重症者(3週間以上の入院)157人と高齢者は警戒が必要。発生場所を見ると、住居37.2%と自宅にいても危険である。

 コロナの感染予防のため、マスク着用は効果的だが、マスクは暑い。クールビズも意味をなさないような暑さで、通勤電車でも黒いリュックを背負うサラリーマンが激減している。

■10%以上下落

 このような世情を反映してか、日経平均株価(終値)は、7月11日の史上最高値4万2426円の「強気相場」から、7月26日に3万7667円と高値から10%以上下落した。テクニカル分析では早くも「弱気相場」に転換を示した。

 ホリデーシーズンのパリオリンピック。投資家やファンドマネジャーは夏休みで、利益確定売りを急いだのかも知れない。

 フランスでは、テロへの警戒感が高まり緊張状態のオリンピックである。コロナ、熱中症、さらに国内で多発する豪雨など自然災害……要警戒の真夏到来である。

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