フルタ製菓 古田盛彦社長(1)元祖・食玩「チョコエッグ」は大阪の長屋で産声を上げた!

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「『これからは食だ!』と兄弟の誰が言ったのかは分からないのですが、少し前のインターネットが出てきた時みたいな勢いのある時代で。その中で、もちろんお金をかければいろんなことができるんですが、菓子製造は大きな機械を使わずに手作りでできる産業なんですよね。初期投資があまりいらないということで、菓子製造を始めたそうです」

 チョコレート菓子のイメージが強いフルタ製菓だが、創業当時は乳ボーロを作っていた。時代の上昇気流にも乗って、乳ボーロの売れ行きは順調。しかし、創業メンバーの思惑通り、事は進まなかったようだ。

「兄弟3人で喧嘩もするけど、『成長させなあかん!』というので必死に頑張ったようです。それもあって乳ボーロはよく売れたのです。でも、競合するメーカーが多すぎて、利幅を上げられない。売っても売っても儲からない。そこで次に始めたのがビスケットです。それと前後してチョコレートも始めました」

 売り上げはそこから徐々に伸びていき、長屋の一軒家を借りた工場が手狭になっていく。56年、焼き菓子とチョコレートを作る新工場を相次いで造った。その時のチョコレート工場が現在の本社工場のある場所だ。 (つづく)

(ジャーナリスト・中西美穂)

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