世界で1100万部突破!空前の大ヒット書籍『嫌われる勇気』が人の心をつかんだワケ

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アドラー心理学の本がなぜ『嫌われる勇気』なのか

 世の中で常識や定説と思われている物事に対して、本当は違うのではないかという仮説や推論を立ててみる。これは「逆説モデル」と言われます。これに近い切り口で「人を動かす」「隠れたホンネ」であり、より多くの人を動かせる「インサイト」に結びついたと考えられる例の一つが、あの大ヒット書籍のタイトルにあります。

「人を動かすアイデア」を誰でも生むことができる「インサイト思考」に迫った『センスのよい考えには、「型」がある』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成してお届けします。

  ◇  ◇  ◇

 大ヒット書籍である『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健著 ダイヤモンド社)をご存じの方も多いと思います。アドラー心理学に基づく幸せな生き方をわかりやすく説いた本です。

 この本のタイトルである『嫌われる勇気』も、「逆説モデル」の思考プロセスと同じようなアプローチでインサイトを見つけて、名付けられているとも考えられます。アドラー心理学を紹介する書籍タイトルを普通に考えれば『アドラー心理学入門』や『これであなたも幸せに生きられる「アドラー心理学」』などといったタイトルになることが容易に想像できます。

 しかし、この本では安易にそのようにせずに、

○現代の世の中の人がどのような「常識」を持っているのか?
○その人たちのどのような「気づき」を捉えて、アドラー心理学のメリットを説明すれば、最も「腑に落ちる」のか?

 という思考プロセスを経ていると想像できます。

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