カカオ価格高騰が追い風に…バレンタインデーはチョコそっくりな「ゴボーチェ」はいかが?

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■“偶然の失敗作”から商品化

 カカオショックが止まらないなか、チョコレートの代わりとなる食品「ゴボーチェ(GOVOCE)」が注目されている。商品化したのは焙煎ごぼうの特許を持ち、ごぼう茶の販売で日本一を続ける食品メーカー「あじかん」(広島市西区・足利直純社長)。同社ヘルスフード事業部の濱田博文氏がゴボーチェの開発は「偶然の失敗作」から始まったとこう語る。

「ごぼうを使ったいろいろな商品開発に取り組む過程で、目的の商品開発がうまくいかずチョコレートっぽいものができてしまった。開発担当者の『チョコっぽくて面白いね』という遊び心が開発に取り組んだきっかけでした」

 ごぼうは食物繊維が豊富で、抗酸化作用のあるポリフェノールも多く含むことが分かっているが、さらに、「焙煎ごぼうとチョコの香りの成分が10個中8個、共通していることが広島大学との共同研究で分かりました。焙煎ごぼうを使いカカオを一切使わずチョコレートに似た風味を持つスイーツ素材“メルバード”を開発。このメルバードを用いゴボーチェの商品化へとつながりました」(前出の濱田氏)。

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