トランプ関税回避は“お上頼み”で…財界総理業界に「黄昏」の声

公開日: 更新日:

 大統領が鉄鋼・アルミへの高率関税を3月12日に発動し、14日には米商務長官が「日本が韓国やドイツなどより不当に有利にならないようにする」と発言したのに、いまのところは石破首相や外相、経産相らが米政府に「日本を除外してくれ」と働きかけ続けてくれることを期待している。

■「経済は民間主導で」はどこへ…

 何だ、お上頼みか。日ごろ「経済は民間主導で」と偉そうに言っているのに、情けない。

 その声は、実は経済界にもある。とくに非製造業に多い。

 分かるな。経済界では長い間、「財界総理」とも呼ばれる経団連会長に製造業のトップが就いてきた。今回の高率関税の対象の鉄鋼から3人、自動車からは2人、隆々とした顔ぶれを送り込んできたが、「財界総理産業」も、黄昏てきたな。

 新しい駐日大使になる実業家のジョージ・グラス氏は、米上院の公聴会で「関税や対日貿易赤字の削減について、厳しい対話をするつもりだ」と明言した。もうトランプ政権の姿勢は明確。いつまでも「お上頼み」では、「ものづくり」の日本も終わってしまうぞ。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深