プラザクリエイト 新谷隼人社長(1)コテコテの大阪で培った営業の原体験

公開日: 更新日:

 学業においても、新谷は独特の感覚を発揮した。小中学生の男子といえば、一般的に勉強は嫌々やらされるもの。しかし新谷は違った。勉強に対してゲーム感覚で取り組んだのだ。その理由はこうだ。

「勉強はやった分だけちゃんと結果に出る。それが面白かったんです」

 サッカーにも熱心に取り組んでいたが、「どれだけ練習しても、もともと体力がある人や運動神経のいい人にはかなわない」という合理的な考え方を持っていた。

 それでも、中学2年の頃には、進学塾の難関クラスで全国の強豪たちと競い合い、自分の実力を思い知る場面もあった。

「模試で毎回全国トップだった子の名前とか、今でも覚えていますよ。上位にいた子の中には、医師の家庭に育った優秀でスマートなタイプもいて、本当にすごかったですね」

 そうした「簡単には乗り越えられない現実」に直面したときどうすれば結果を出せるか、自分なりに試行錯誤を重ねるようになった。この経験が新谷にとって「結果にこだわる姿勢」の原点になっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  1. 6

    まさかの故障で失意の最中「お前はラッキー」…トシさんの言葉がなければ今の俺はいない

  2. 7

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  3. 8

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  5. 10

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情