日銀アンケートで「1年後の物価も上がる」85%の衝撃…識者も「これ以上の節約は無理」と

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■7月の食料品値上げは2105品目と前年比5倍に急増

 帝国データバンクによると、7月の食料品値上げは2105品目と前年比5倍に急増している。同社情報統括部の藤井俊部長が言う。

「今年7月までで値上げ品目は2万件を超えるとみられ、前年(1万2520品目)を大きく超える値上げラッシュが今後も続くと思われます。値上げが続く影響でものが売れなくなり、企業は価格を変えず数量を減らすステルス値上げが主流になっている。また価格転嫁ができず倒産に追い込まれる物価高倒産は今年上半期で449件と2年連続で400件を超えています」

 手取りが増えず、使うおカネが限られている消費者にとって、物価高騰はさらなる生活負担を背負わされているのだ。内閣府が7日に発表した景気動向指数(25年5月速報分)でも明るい見通しは立たない。生産・雇用指標が前月比0.1ポイント下降し2カ月ぶりに低下した。基調判断は「悪化」で、景気後退の可能性が高いことを示している。景気停滞が長引き物価の高騰でインフレが続くなか国民はどう生活対応していけばいいのか。生活経済ジャーナリストの和泉昭子氏がこう述べる。

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