賃貸住宅の家賃値上げをめぐるトラブル急増…突然の通告に借主はどう対応したら?

公開日: 更新日:

■7万円台→19万円も

 今年1月、板橋区の7万円台の賃貸マンションに住む男性が、突然2.5倍という19万円への値上げを通告されたケースがあった。大きな話題となりその後値上げは取り下げられたが、家賃の値上げの動きは続いている。

 不動産情報サービスのアットホームラボ(東京都千代田区)によると、7月の東京23区の単身者向け賃貸マンションの平均募集家賃は10万3265円と前月比1.6%(1642円)上昇、14カ月連続の値上がりとなった。前年同月比では10.4%(9695円)上昇。2015年1月以降で過去最高を更新している。ファミリー向けも24万7375円と前月比1.9%(4572円)上昇、前年同月比では10.3%、2万3046円も上昇しているのである。同社の磐前淳子執行役員が、家賃値上げの背景をこう説明する。

「物価高騰で建築費など諸経費の高騰や、周辺の建物が高いため近隣相場との兼ね合いで家賃が上昇しています。コロナ禍後の都心回帰で賃貸需要が増えていることも挙げられます。物価高は当面続くと予想され、今後も家賃の値上げ傾向は続くと思われます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵含むプロ注目の高校生「甲子園組」全進路が判明! 県岐阜商・横山温大は岐阜聖徳学園大へ

  2. 2

    カズレーザーと電撃婚の二階堂ふみが向き合う“離婚家系”のジンクス…2人の価値観の食い違いが明らかに

  3. 3

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  4. 4

    巨人・坂本勇人&田中将大が現役続行へ…シーズン終盤でともに来季への好材料も

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚のカズレーザーはレギュラー2本消滅…共に人気女優射止めた山里亮太と"好感度"で明暗

  1. 6

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 7

    世界陸上で注目のイケメン応援サポーター「K」って誰だ? 織田裕二に負けず劣らずの陸上愛

  3. 8

    自民党総裁選「小泉進次郎vs高市早苗」の一騎打ちにとんだ“伏兵”現る

  4. 9

    カブス今永昇太はポストシーズンの働き次第で「84億円」ゲット...去就はいまだ未定

  5. 10

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」