著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

HISの狙いは「多角化経営」か…創業者が取締役に復権し、長男が社長に

公開日: 更新日:

「直近の24年10月期の営業キャッシュフローは292億円のプラスとなっており、本業でキャッシュを生み出せている」(メガバンク幹部)

■コロナ禍では苦境に

 だが、それまでの間、HISはコロナ禍により、塗炭の苦しみを味わった。20年10月期及び21年10月期は新型コロナウイルス感染拡大の影響をまともに受け、赤字決算を強いられた。22年10月期にはハウステンボスの売却を余儀なくされた。

 しかし、ハウステンボス売却に伴う特別利益計上があっても赤字決算となり、翌23年10月期も純利益ベースでは赤字決算を強いられた。ようやく純利益が黒字転換したのは24年10月期になってから。5期ぶりの回復で復配もした。

 この間の22年10月には大幅な減資を実施し、資本金1億円以下の中小企業へと転換。税制上の恩典を受けるためだった。また、創業者で筆頭株主(24年10月末時点で22.4%保有)である澤田秀雄社長が退任を余儀なくされた。


 さらに、「雇用調整助成金の不正受給が発覚。約242億円の一部に不適切な受給があった。このため特別調査の実施で決算発表が遅延するなど、コンプライアンス問題で苦汁をなめた」(大手信用情報機関)とされる。 

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍Jで待遇格差が浮き彫りに…大谷翔平はもちろん「メジャー組」と「国内組」で大きな隔たり

  2. 2

    元横綱照ノ富士が“弟子暴行”で角界に大激震! 転籍組との微妙な関係、燻っていた「無理やり改名」の火種

  3. 3

    “30万着サバいて60億円”…侍Jがソロバンはじくレプリカユニホームのバカ儲け

  4. 4

    「Hey! Say! JUMP」山田涼介のグループ内「独り勝ち」で広がるメンバー間の“収入格差”

  5. 5

    伊野尾慧×松本穂香ドラマが“超”高評価なのは「リブート」の反動? 日曜夜に広がる“癒やし需要”

  1. 6

    宮城大弥が激白した! 大谷翔平にタメ口の顛末、兄貴分の山本由伸、オリックス愛

  2. 7

    弟子を殴った元横綱照ノ富士 どれだけ潔くても厳罰必至か…「酒瓶で…」「女性を庇った」飛び交う情報

  3. 8

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  4. 9

    TBS「サンデーモーニング」は高市政権に狙い撃ちされないか…高視聴率だからこそ心配だ!

  5. 10

    佐藤二朗に全部賭けた! フジテレビ“火9”連敗阻止なるか…民放GP帯ドラマ初主演の吉凶