ネクサスグループ 星野万里社長(1)研究者志望からパチンコ業界3位の若きトップに
そんな万里氏が小学校から高校まで熱心に取り組んだのが、フェンシングだった。
「どちらも選手だった、両親の影響で始めました」
特に敏氏は、全日本選手権で優勝したほどの名選手でネクサスにもフェンシング部を創設。五輪メダリストを何人も輩出している。
万里氏も小学生の頃、敏氏の指導を受けたが、「スパルタ式で、父親に教わるのは好きではなかった」という。
「よく怒られました。今なら問題になるでしょうが、当時はそんなものだと思っていましたね」
攻撃一辺倒のプレースタイルで、高校ではインターハイ3位まで上り詰めた。フェンシングでは、駆け引きの大切さを学んだという。
「相手あってのスポーツ。自分のことばかりではだめで、相手の意図を読み、それにどう対応していくかを考えなければ勝てません」
相手があって成立するという点は、フェンシングもビジネスの世界も共通している。
「そういう意味では、フェンシングで学んだことはビジネスの世界でも役に立っていると感じます」


















