AIの導入でブルーカラーの給与が伸びている 伸び率でホワイトカラーを逆転
肉体労働と頭脳労働の給与の「伸び率」では、ブルーカラーがホワイトカラーを逆転。データ分析、情報処理などは人からAIに置き換わり、ホワイトカラーが余っている。一方、建設・修理など物理作業は、AIで代替困難なため、ブルーカラーで人手不足となり、給与は増えている。
■アマゾンもマイクロソフトも人員削減
アマゾン・ドット・コムは1月28日、およそ1.6万人のコーポレート部門従業員を削減すると発表。25年10月に約1.4万人のコーポレート職を削減すると発表しており、今回の計画と合わせると削減はおよそ3万人だ。フォードのCEOは、「AIは、米国のホワイトカラーの半分を置き換えることになるだろう」とした。
マイクロソフトは、AI投資拡大に伴う再編で全従業員の4%、約9000人の削減を25年7月に明らかにし、大手コンサルタントのマッキンゼーは、AIの急速な進展で数千人を削減すると25年12月に報道された。
日本でも、みずほフィナンシャルグループが年功序列型の給与体系を実質的にやめて役割給を導入。明治安田生命保険も年功序列を廃止し、職務・実績ベースの処遇体制に移行している。
労働者は、同僚などとの昇等昇格の競争が激化するが、生成AIとの競争も始まる。IT・ロボットを活用する大企業、製造・非製造に関係なく昇進への階段は狭くなろう。
(中西文行)




















