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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

AIの導入でブルーカラーの給与が伸びている 伸び率でホワイトカラーを逆転

公開日: 更新日:

 肉体労働と頭脳労働の給与の「伸び率」では、ブルーカラーがホワイトカラーを逆転。データ分析、情報処理などは人からAIに置き換わり、ホワイトカラーが余っている。一方、建設・修理など物理作業は、AIで代替困難なため、ブルーカラーで人手不足となり、給与は増えている。

■アマゾンもマイクロソフトも人員削減

 アマゾン・ドット・コムは1月28日、およそ1.6万人のコーポレート部門従業員を削減すると発表。25年10月に約1.4万人のコーポレート職を削減すると発表しており、今回の計画と合わせると削減はおよそ3万人だ。フォードのCEOは、「AIは、米国のホワイトカラーの半分を置き換えることになるだろう」とした。

 マイクロソフトは、AI投資拡大に伴う再編で全従業員の4%、約9000人の削減を25年7月に明らかにし、大手コンサルタントのマッキンゼーは、AIの急速な進展で数千人を削減すると25年12月に報道された。

 日本でも、みずほフィナンシャルグループが年功序列型の給与体系を実質的にやめて役割給を導入。明治安田生命保険も年功序列を廃止し、職務・実績ベースの処遇体制に移行している。

 労働者は、同僚などとの昇等昇格の競争が激化するが、生成AIとの競争も始まる。IT・ロボットを活用する大企業、製造・非製造に関係なく昇進への階段は狭くなろう。

(中西文行)

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