コロンバン 小澤俊文会長(1)創業者は「日の丸」に見立てイチゴをのせた

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 今年の3月で創業102年となる洋菓子メーカーの「コロンバン」。創業者は1915年から旧宮内省の一部局である大膳寮で製菓を担当していた門倉國輝。21年からパリの菓子店「コロンバン」で修業し、24年にパリコロンバンの東京支店として、本格フランス菓子店「コロンバン商店」を開いたのが始まりだ。ショートケーキを考案したのもコロンバンである。

 創業と同時に宮内省御用達となり、54年に御用達制度がなくなってからも、園遊会や宮中晩餐会などで、今日まで宮内庁に洋菓子を納めている。

「当初、フランス菓子を本場そのままに作ったところ、重たく甘すぎて、和菓子を食べていた日本人には合わなかったそうです。東京・新橋に牧場があった現在の中沢乳業が1923年に商業ベースの生クリームを作っていて、その生クリームを日本人になじみのあったカステラ生地に塗って、和菓子と洋菓子の中間のようなものを作れば、日本人が洋菓子に触れる入り口になると考え、できたのがショートケーキです」

 とは小澤俊文会長(72)。小澤は2006年に社長になり、25年11月、代表取締役会長に就任した。

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