ワンプルーフ 平山和泉社長(1)お金の価値は幼少期に“現場”で学んだ

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 フォークデュオ「ゆず」のヒット曲「栄光の架橋」じゃないが、〈人知れず流した泪〉があって、〈決して平らな道ではなかった〉のは、2月に開幕するミラノ・コルティナ五輪に出場するアスリートだけじゃない。誰だってそう。平山和泉(43)だってそうだった。

 ECサイトの運営代行やECコンサルティング事業を展開するワンプルーフは、「デロンギ」や「アンダーアーマー」などの大手をはじめ、これまで2000社以上を支援してきたが、平山が2008年に創業して最初に手がけたのは“自分史”の出版事業だった。

 大好きだった祖父母の「生きた証し」を残したい--そんな強い思いから始めたものだったが、その祖父母は豆腐の行商から叩き上げて、福岡県内で従業員100人ほどのホームセンターを3店舗経営していた。地元では知られた“顔”だったという。

 1982年11月、同県筑紫野市で生まれた平山は、家具店を2店舗営む両親と、3歳年下の弟と家族4人で、祖父母の近所で暮らしていた。

 小学校から帰っても両親はいない。商売が忙しかったからだ。

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