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長谷川高不動産アナリスト

長谷川不動産経済社代表。著書「家を買いたくなったら~令和版」「家を借りたくなったら」(WAVE出版)は初版から累計10万部を突破。新刊「不動産2.0」(イースト・プレス)で人口減少、供給過剰で大転換期を迎えるマーケットを制するための不動産の必須知識を伝えている。

老後の資金づくり「リースバック」と「リバースモーゲージ」は得か損か?

公開日: 更新日:

 まずリースバックです。これはサービスを提供する業者からすると、相手の自宅を購入して(投資して)、同時に賃貸借契約を締結し、毎月賃料を得るといった「投資行為」となります。

 元の所有者が亡くなるまで、投資した家を売却できず、資金回収はできません。つまり、投資した家を売却できるのが、20年後なのか、30年後なのかが判然としないことになります。

 これを彼らはどのようにリスクヘッジするのか? 一つは、遠い将来に売却しても損が出ないように「自宅」を安く買うことです。毎月の賃料も低廉に設定するわけにはいかず、長期間、自宅を売却できなくとも、なるべく多く投資資金を回収できるように高い賃料にする必要があります。

 一方、リバースモーゲージに関していえば、そもそもリバースとは「逆」という意味です。通常の住宅ローンは年月が経過すると借入残高が減っていきますが、このリバースモーゲージは、長く利用するほどローン残高が「逆に」増えていきます。なぜなら、まず自宅を担保に入れて借りられる「総額」を決め、総額に達するまで借りられる仕組みだからです。つまり、時間が経つほど、借入額は増えていきます。

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