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長谷川高不動産アナリスト

長谷川不動産経済社代表。著書「家を買いたくなったら~令和版」「家を借りたくなったら」(WAVE出版)は初版から累計10万部を突破。新刊「不動産2.0」(イースト・プレス)で人口減少、供給過剰で大転換期を迎えるマーケットを制するための不動産の必須知識を伝えている。

老後の資金づくり「リースバック」と「リバースモーゲージ」は得か損か?

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 このリバースモーゲージも、業者側に立てば、本質が見えてきます。融資した金額を、最終的には自宅を売却して返済してもらうわけですが、それが、いつになるかわかりません。よって融資する範囲、つまり家に設定する抵当権の額を相当低く設定することになります。一般的には市場価格の70~80%が担保評価額といわれ、貸し出せる金額はその評価額の50~60%となります。

 次に、このローンの金利は前述のようなリスクを鑑み、高く設定されます。リバースモーゲージは、いまや多くの金融機関がローン商品の一つとして採用しています。

 リバースモーゲージには、注意点があります。仮に借入総額よりも低い金額でしか自宅が売れなかった場合、残債が残るということです。これを配偶者なり相続人なりが、精算しなければいけないリスクを負うことになります。

 リースバックにも、リバースモーゲージにも、割に合わない点があります。しかし、経済的合理性よりも、今の家に住み続けたいという思いが強い高齢者や、短期的な資金繰りを優先したい方には需要があるのも事実のようです。

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