利上げに「病欠」した植田日銀総裁は高市政権からの“逆風”に耐えられるのか?

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 今回は利上げに反対とされる高市首相も、フランスであったG7サミットへの出席などで不在だった。でも、市場関係者が「年内にもある」と予想する次の利上げのときは、相当なプレッシャーをかけるだろう。

 それは、間違いない。今回の利上げも、全会一致ではない。副総裁2人と審議委員6人のうち4月に高市政権が新任に選んだ浅田統一郎・審議委員がただ1人、物価上昇のリスクよりも景気の下振れリスクを主張して反対した。6月末には審議委員がもう1人交代し、高市首相の意向がさらに反映されるだろう。

 物価抑制が本分の日銀に、逆風が強まるな。植田総裁は耐えられるのか?

 それは、耐えてほしい。

 植田総裁はもともと学者で、政治的な世界には縁が薄い。体調も万全でないとなると、心配はある。

 いや、体調は万全でなくても、気力は維持してほしい。プレッシャーをはねつけるか、推移をきちっと見据えていこう。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

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