日産社外取締役「再任否決」で見えた「銀行から天下り」の終焉

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 取引銀行からの天下りに、経営は難しいということか?

 実は、元メガバンクの首脳が、それと同様の感想を言っていた。

 そうか、官庁でも同様だ。今回、日本興業銀行で永井氏の3年先輩だった横尾敬介・産業革新投資機構CEOが東京電力ホールディングスの取締役に選ばれ、会長に就いた。横尾氏は元銀行マンでもエネルギー分野にも強いと聞くが、原子力をはじめ脱・炭素の世界は技術が難しい。社長らの知見を超えて助言するのは、容易でない。

 日産ではビールなどを手がけるアサヒグループホールディングスの小路明善会長が社外取締役に選ばれて取締役会議長になったが、技術分野は違っても消費者の嗜好など市場の変化への感度は高いから、経営戦略への助言は期待できる。

 要は、銀行マンが取引先の事業会社へ天下る時代は終わるな。

 まあ、その方が事業会社の面々には大歓迎だろう。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

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