「骨太ショック」が重圧に…植田日銀7月会合は据え置き予想も、追加利上げへの「独立性」はどうなった?
「文言の修正で政府の態度が本当に変わったのか、日銀が主導権を持てるのかは、もう少し様子を見てみないとわかりませんが、高市首相は依然として利上げ阻止の意向のようです。しかし一方で、日銀が金融政策を決める上で、米国の影響力が強まってきています。米国は、骨太の原案が円安と長期金利上昇をもたらし米国債の利回りを押し上げたと激怒し、円安の修正を強く求めているといいます。日銀は日米政府間で板挟みの状態。米国は年内あと2回の利上げを求めているようで、日銀は9月会合では利上げに踏み切る可能性があるとみています」(経済評論家・斎藤満氏)
為替相場は1ドル=163円台後半まで円安が進んだ。
片山さつき財務相が「断固たる措置を果断にやる」と為替介入をチラつかせても効果がない。8月上旬にも判断するとみられる消費税減税は円安材料だ。この先も、さらなる円安インフレを覚悟するしかないのか。
「7月会合で日米が揃って金利据え置きでも、米欧は次は利上げ方針ですから、日銀も次の9月会合での利上げをにおわせないと、円安圧力になる。マーケットは為替介入を警戒しながら円安を試している状況で、為替介入がないと判断したら、一気に円安が進む。あっという間に1ドル=170円の節目を突破するとみています」(斎藤満氏)


















