東京の下町3兄弟「足立・葛飾・江戸川」安さだけじゃない意外な魅力 問題視された治安は今や改善
こち亀、キャプテン翼の舞台にスタジアム構想
最後に、人気漫画との深い関わりも取り上げたい。「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の舞台は葛飾区亀有で、作中には近隣のマイナーな地名が当たり前のように登場する。漫画を片手に街を巡れば、両さん気分を味わえること請け合いだ。駅前には昨年、「こち亀記念館」もオープンした。
サッカー漫画の金字塔「キャプテン翼」の舞台も葛飾区だ。作者の高橋陽一氏は葛飾区出身で、主人公・大空翼が所属した「南葛SC」という名称は、高橋氏が卒業した南葛飾高校(葛飾区)にちなんで名付けられたという。京成押上線の四ツ木駅(葛飾区)は「キャプテン翼仕様」になっている。構内は作品にちなんだラッピングが施され、発車メロディーもアニメの主題歌だ。立石や四つ木には登場人物の銅像があちらこちらに建てられていて、海外からの旅行者がそれらを巡る姿もよく見かける。
高橋氏は、実在するサッカーチーム「南葛SC」の代表を務め、同チームは現在Jリーグ入りを目指して奮闘中。葛飾区では南葛SCの新スタジアム計画が進行していて、建設予定地はJR新小岩駅から徒歩10分ほどの場所だ。Jリーグ入りやスタジアム構想が実現すれば、この3区が注目される起爆剤になるのは間違いないだろう。
分かりやすい観光地ではなく、暮らしの中に残る東京らしさ。それがこの3区の面白さではないか。



















