著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

「丸亀製麺」のトリドールが過去最高益から一転、減益に見舞われた背景

公開日: 更新日:

「1月の値上げの影響がボディーブローのように効いてきている」(市場関係者)とみられる。

 コスト増は人件費にも及ぶ。トリドールは昨年9月、丸亀製麺の店長の年収を最大2000万円に引き上げると発表し、業界関係者を驚かせた。

 それまでの店長の年収は最大約520万円。一挙に4倍近くまで増額を決断した背景には、「飲食業界の人手不足が深刻となる中、従業員の待遇改善で、優秀な人材の確保につなげるのが狙い」(関係者)とされた。

 丸亀製麺は、新規出店による新たな商圏への進出に加え、イートイン(店内飲食)とテイクアウトの両立による店舗当たり売り上げの上積みを図ることで、2028年3月期に売上収益1530億円、事業利益244億8000万円を計画している。しかし、「人手不足感が高まる中で、採用の苦戦が見られることから、計画通り店舗数を増やせるか微妙」(大手信用情報機関幹部)というのだ。

 とくにフランチャイズ展開は行わず、釜揚げうどんなどを店内で製麺・調理し、低価格で提供する直営多店舗展開を行っているだけに、人手不足は深刻だ。大幅な賃上げは、収益の足を引っ張る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山本美月は九州の女子校で偏差値トップ「筑紫女学園」から明大農学部へ 祖父も生物教師の“リケジョ”

  2. 2

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  3. 3

    日本ハム大砲レイエス引き留めにかかる驚愕金額の「内訳」 巨人でさえマネーゲームから脱落へ

  4. 4

    朝ドラ「風、薫る」“シマケン”はブーイングも…Aぇ! Group佐野晶哉には「オファー増」の追い風

  5. 5

    内閣改造で維新が大臣2ポスト“おねだり”の波紋 「入閣待機組」渋滞中の自民党からは反発必至

  1. 6

    日本ハム新庄監督に「自分に甘く他人に厳しい」の特大ブーメラン! “お気持ち表明”も非難轟々

  2. 7

    萩本欽一〈40〉バイト中に傷をつけてしまった車の持ち主の家を数十年越しに訪ねたら、500坪の大豪邸だった

  3. 8

    アルバム『アビイ・ロード』最後を予感させて売れに売れた「最高傑作」のクールな手触り

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    沖縄知事選告示 土壇場での下地幹郎氏不出馬のウラに自民との「密約」はあったのか?