(45)かしら、みそダレ、鳥豆富!
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埼玉県の蕨に、好きなもつ焼き屋がある。店名を「㐂よし」という。知ってから25年くらい経つだろうか。店主は2代目だが、私と同年配で、私らの父親世代の先代がこの店を開いた。創業はたしか、1969年(昭和44年)。店は今年で57年になる。
この店で初めて、豚のかしらのみそ焼きを食べた。
同じ埼玉県の東松山にも豚のかしらの串焼きをみそダレにつけて食べる文化があり、私の記憶では、店の数は40~50軒に上る。しかし、同じ埼玉とはいえ、東松山のやや硬めのペーストに近いみそダレと、「㐂よし」のみそダレは違うのだ。
東松山のみそダレはヘラでとって串焼きにつけて食べる。味もピリ辛だ。「㐂よし」のタレは液状で、焼く前に肉に絡ませる。ツボの中のみそダレに串ごとドボンとつけるのだ。ニンニクが香り、爽快で甘辛い。豚のかしらをこのタレにつけてから炭火で焼くと、匂いといい、味わいといい、ほどよい噛み応えといい、なんとも言えないうまさになる。
瓶ビールに合い、キンミヤ焼酎に、合う。割りものはレモン果汁入りの炭酸かホッピーか。品切れ御免のマカロニサラダを忘れずに注文し、万全を期すのだ。

















