著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

「丸亀製麺」のトリドールが過去最高益から一転、減益に見舞われた背景

公開日: 更新日:

 また、トリドールが大幅賃上げに踏み切ったもうひとつの理由に、新たなライバル「資さんうどん」の登場がある。北九州市のソウルフードと称される「資さんうどん」は、2024年にガストなどを展開する「すかいらーくホールディングス」傘下に入ったのを機に、首都圏や関西に進出し、6月末で110店舗まで拡大した。丸亀製麺との差はまだ大きいが、「資さんうどん」のやわらかな麺は、コシの強い讃岐うどんとは対照的。その勢いは脅威だ。

 また、「焼肉きんぐ」を手掛ける物語コーポレーションも、「肉讃岐 もっちりうどん源次郎」1号店を5月に開業するなど、新たな競合も現れた。さらに丸亀製麺の長年のライバルである「はなまるうどん」も、昨年8月に新コンセプト店「はなまるうどん肉店」をオープンするなど、新たな動きを見せている。「はなまるうどんは一時苦戦が囁かれていたが、2026年2月期は増収増益で、3~5月期も10.4%の増収、19.8%の増益と好調を維持している」(市場関係者)という。

 トリドールは、「2027年3月期通期の純利益は、前期比3倍の70億円を見込む」(関係者)とされるが、予断を許さない。

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