錦織圭まさかの“引退撤回”に現実味 過酷な全米OP予選で証明したフィジカル復調
全米オープン(ОP)テニスは日本時間28日に予定されていた元世界ランキング4位の錦織圭(36)と世界157位の坂本怜(20)による男子シングルス予選3回戦が雨のため順延。日本人対決は29日に持ち越しとなった。
今季限りでの引退を表明している錦織は7月に会見した際「痛いところが3つ、4つあり、また体を戻して戦うという決断がメンタル的にできなかった」とラケットをおく経緯を説明。フィジカルが限界だったと明かしたが、今年4月にコートを離れて完全休養したことで「練習が思い切りできるようになり、感覚も良くなった」と手応えを口にしていた。
引退表明後、全米オープン予選2回戦まで7戦して4勝3敗。フルセットも4試合行った。何よりも本戦以上に過酷といわれる今回の全米予選2試合をこなしているだけに、今もスタミナに不安がないことを証明したといっていい。
本人はこれまで海外メディアなどのインタビューで引退撤回について聞かれると「1年間、ケガしない保証を神様と契約できるなら多分、やると思います」などと、冗談めかした発言を繰り返しているが、実際にトッププレーヤーが引退を撤回したケースは過去にもある。元世界1位で4大大会を3度制し、ロンドン、リオと五輪連覇を果たしたアンディー・マリー(英国)は2019年1月、長年にわたって苦しんできた股関節痛を理由に引退を表明。同月の全豪オープン初戦敗退後、股関節の手術を受けると痛みが消えて3月には練習を再開し、前言を翻してツアーに復帰した。その後は、世界ランクは100位台まで落としながらも、24年のパリ五輪まで現役を続け、37歳でラケットをおいた。
錦織はスポーツ用品メーカーと生涯契約を交わすなど、複数の企業がスポンサーに付いている。現役を続行しても遠征費用などの活動資金に不安はないだけに、来季もコートに立っているかもしれない。


















