高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

沖縄県知事選の自民党分裂騒動が意味するもの

公開日: 更新日:

 昨年2月に県下の全県議、全市町村議が東京に集結して、その建白書を政府に突き付けた際、先頭に立ったのが翁長市長で、この集まりも事実上、翁長出馬を促す狙いがある。「島ぐるみ会議」は、仲里利信元自民党県連顧問や経済界の大物=呉屋守将・金秀グループ会長も共同代表に就くことになっており、那覇で始まった自民党分裂は全県に広がっていくことになろう。

 経済界では、その呉屋会長と、かりゆしグループの平良朝敬代表が12日に「翁長雄志知事を実現する同志会」を立ち上げる。平良によると「呼びかけに応じて、すでに100社以上の県内企業の経営者・役員など320人から賛同を得ており、間違いなく1000人規模の広がりになる見通し」とのことで、自民党が必死で恫喝を振りまいている中、前例のない同県経済界の反自民の政治的決起となる。

 翁長と仲井真の対決となった場合、県議レベルでは中間派はもちろん、社民、共産など革新系も翁長支持でまとまるとみられ、翁長の圧勝はまず間違いなし。そうなると、翁長辞任に伴う那覇市長選でも彼の後継者が勝つ可能性が高く、自民党沖縄県連は総崩れに陥って、政府・自民党は辺野古移転を強行する足がかりを失うことになろう。
【高野孟】

◇〈たかの・はじめ〉1944年生まれ。「インサイダー」「THEJOURNAL」などを主宰。「沖縄に海兵隊はいらない!」ほか著書多数。

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