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下落続ける円の価値 すでに真の実力は「1ドル=193円」に

 GWに海外旅行をした人は「円」の実力低下に驚きを隠さない。米国に行ってきたというOLは、「小さなクッキー数枚とコーヒーで1000円近くした」と嘆き、オーストラリアでバカンスを楽しんだサラリーマンは、「ペットボトル(500ミリ)が約500円だった」と目を丸くする。

 アベノミクスの円安誘導で円の価値はここ数年、かなり下落した。安倍政権が発足した2012年12月は1ドル=85円水準だったが、現在は120円前後。40%以上も円安が進行し、たとえば100円で買えたキャンディーは140円を出さないと手に入らない計算になる。海外旅行組が嘆くのも当然だろう。

「この先、円の価値はもっと下落していくでしょう。今は米国がドル高(円安)を牽制しているため120円あたりで止まっていますが、日銀はマネタリーベース(市中の現金と日銀の当座預金の合計)を増やし続け、7日公表した4月の統計では史上初となる300兆円に達した。安倍政権発足時の倍以上に膨れ上がったのです」(市場関係者)

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