悪質な中傷、警察の威圧…露骨さを増す「安保反対デモ潰し」

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 デモ潰しにさらに火をつけたのが、福岡県行橋市の小坪慎也議員(36)のブログだ。「♯SEALDsの皆さんへ①就職できなくて#ふるえる」などと題し、過激派と接点を持つと就職活動に悪影響を及ぼすといった内容を26日から立て続けに書き込み、これが勢いよく拡散している。

 これほど「就職できなくなる」という脅しが強まれば、デモ参加を見合わせる学生も出てくるかもしれない。子供の将来を心配して止める親も出てくるだろう。

 しかも警察による規制がドンドン強まっている。官邸近くには容易に近づけない状態だ。

 政治評論家の山口朝雄氏はこう言う。

「デモを潰そうという動きが強まるのは、安倍首相の周辺が大衆を恐れはじめている裏返しでしょう。国会では強気の態度を崩さない安倍首相ですが、支持率はつるべ落としだし、デモが拡大する現状に内心穏やかであるはずがありません。でも、警察力で動員を抑え込み、ネット上の情報操作で切り崩せると思っているとしたら大間違いです。60年安保時代の組織化された集団とは違い、個人の自由意思による政治活動を抑え付けるのは難しい。“覚醒”した国民によるデモを封じようとしたら、むしろ逆効果ですよ」

 横やりをいなすかのように、東京発のSEALDsの活動は関西や仙台、福岡などの地方にも波及している。60年安保で岸政権を倒閣に追い込んだ「30万人デモ」が現実味を帯びてきた。

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